セシウムセシウム137 Caesiom-137 セシウム137(137Cs)は原子番号55のアルカリ金属元素であるセシウムの同位体のひとつで 人工放射性核種である。 半減期は、30.2年でβ崩壊して137mBaとなり、γ線(0.662MeV)を放射して安定な137Baになる。 原子力発電所等の液体廃棄物にも含まれているので、 周辺環境の被曝評価の対象としても重要な核種である。 一方核爆発実験によって生じるフォールアウト中でも重要核種である。 体内に蓄積された場合は、代謝による排泄などで70~80日で半減する。 セシウム134 cesium-134 セシウム134(134Cs)は、原子番号55のアルカリ金属元素であるセシウムの同位体のひとつで 人工放射性核種である。 半減期は2.06年でベータ崩壊して、ガンマ線(0.605 MeV 他)を放射して安定な134Baになる。 天然存在の133Csの中性子照射により生成され、原子力発電所等からの液体廃棄物中に含まれている。 河川や海の魚類、海藻等で濃縮されるため環境評価の対象核種となっている。 |